きもち金持ちのむらから ~天栄・湯本 でどやま物語~

「きもち金持ち」とは、薪がたくさんあると寒い冬も心豊かに暮らせるという意味。自給自足、相互扶助が残る農山村の「豊かさ」を表しています。

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

福島県の山の中で里山再生、地域活性化、子育てしてるアラフォー。職業は写真館、警備員、郵便配達員、水道検針員、自然観察指導、農業、講演など。専門は植物分類学、里山史。天栄村文化財保護審議委員。日本EIMY研究所主任研究員。
現在、天栄村湯本を拠点に自然環境調査や獣害対策アドバイザー、環境教育プログラムの提供などを行う「湯本森・里研究所(ゆもりけん)」の設立準備中。

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今年も高温障害と多湿障害

えー、ニコンD600で撮影したので、
花の色が真っ青ですが、本当はもう少し紫色です。
 
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今年の晩生は、去年の台風被害を差し引いても、
品質は向上したと思います。
 
高温障害については、夜間に水路から水を入れる「夜間湛水」が効果があると聞き、
実践しました。
 
また、多湿障害は通路に暗渠排水を入れることでかなり改善しました。
 
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それでも一部、下の写真のように高温障害で花に白斑が現れるものが。
 
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また、下の写真ではわかりにくいですが、多湿障害で葉が黄変している株があります。
 
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来年に向け、さらなる対策強化を実施したいと思います。
 
つづく

森と薪の暮らしフェスティバル講演会

「薪積みアート講習会」でご紹介した宮城県加美町で、
講習会のあとの午後は、会場を変えて講演会が開かれました。
 
最初の演者は、「薪割りスト」として全国的に有名な
岩手県の深澤光さん。
 
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ヨーロッパでの薪利用のようすを詳しくご紹介いただきました。
 
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自動的に薪が補給される薪ボイラーなども。
山間地であれば石油代を大幅に減らせますし、
もちろんカーボンニュートラルです。
 
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日本は1970年代に薪を使うことをほぼやめてしまいましたが、
ヨーロッパの諸国はずっと使い続け、近年は利用が増えています。
 
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その背景には、かつての石油ショックの時に、
ヨーロッパの国々はエネルギーの自給に真剣に取り組み、
高性能な薪ストーブや薪ボイラーの開発が進んだのですね。
 
下はドイツの雑誌の表紙。
薪を使い続けてきたドイツでも、なお「新しいエネルギー」として
さらに注目されているそうで。
 
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かたや原発を廃止し、身近な再生可能エネルギーである薪を
積極的に利用している国があれば、
極東の小国は、再生可能エネルギーなんか使っていては発展できないと、
原発をいかに早く再稼働するかでもめているという。
 
わが国が環境先進国だなんて、よその国の人は思わないでしょうね。
 
また愚痴っぽくなってしまいましたが、
次は環境先進国ドイツから、レッテンバッハという小さな村の
村長さんの講演です。
 
レッテンバッハ村は、財政難で周辺の自治体と合併したのですが、
大きな町に行政機能をほとんど奪われ、
もともとの村はさびれる一方だったとか。
 
それに危機感を持ったこの方が、いろいろ活動し、
現在は村を昔のように分村し、
コンパクトな村の利点をいかして、
いまではドイツでもっとも幸せに暮らせる村として有名です。
 
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こちらは村営のスーパー。
結婚式場や展示場として使えるスペースも備えています。
設計から建築から、村人の手作りだそうです。
 
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地域通貨を導入し、地域内でお金が回る仕組み。
 
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さまざまなサークル活動が盛んで、毎月何かしらのフェスティバルがあるそうです。
 
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村に移住を希望する人には、面接で
「あなたは合唱団とブラスバンドのどちらに入りますか?」
と尋ねるそうです。
 
これは地域活動にどれだけ関心があるかを試す
いい方法ですよね。
 
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電力は村で使う2倍の量を太陽光などの再生可能エネルギーで発電。
公共施設には薪ストーブや薪ボイラーを導入。
薪は村の農家から買い上げているそうです。
 
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お孫さんが生まれ、
「孫がこの村で幸せに暮らすために、こうした取り組みをしている」
ということばにはとても説得力がありました。
 
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「地域が自立する」というのはよく言われますが、
その現物を目の当たりにしたのは初めてのような気がします。
あまりに洗練されすぎていて、どこから参考にしてよいのかわかりませんが、
目標ができたというのは大きな収穫でした。
 
YPS_3174.jpg
 
その後はパネルディスカッション。
コーディネーターの先生の質問がまた絶妙でした。
そして村長も、実際にやったひとだからこそ言える回答。
 
たいへん刺激を受けた一日でした。
 
つづく
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