天栄・湯本 でどやま物語

これは都会しか知らない若者(だった)著者が、研究で訪れた山村での暮らしに感化されて、地域活性化に取り組み右往左往する物語です・・・

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

博物館学芸員、フリーカメラマンを経て
2009年に大学の研究員として福島県天栄村湯本に移住。
震災直後の2011年5月には地元の女性と結婚し、
「星昇」というベタなアイドルのような名前になる。
現在切り花用リンドウ農家をするかたわら、
地元密着型の写真館や地域活性化のNPOの運営に携わっています。

専門は植物分類学。里山の歴史と資源利用。ネコノメソウ命。

それでは、はじまりはじまり・・・

なりわいづくり

みちのく薪びと祭に参加

薪に関わる人、薪びとが集うイベント、
第5回薪びと祭は、秋田県能代市が会場でした。

実はわたしは当初企画から関わっていたのですが、
その後警備が一人体制になったり、
イベント1日目に写真の大口の仕事が入ってしまったりして、
結局2日目のみ日帰り参加になってしまいました。

写真の仕事が終わったのが夜の11時ころで、
それから出発して、現地に着いたのは朝の8:30でした。
眠い。

DSCN0605

ここは能代市二ツ井地区。
二ツ井宝の森林(やま)プロジェクトのみなさんの、
抽選会のようすを見学させてもらいました。

DSCN0610

会で管理している山の、どの区画を伐採するかを
抽選で決めるのです。

DSCN0622

区画にはこのように番号が付けられており、

DSCN0638

抽選で決められていくのです。
作業道に近い場所、傾斜の緩い場所などが人気だそうです。

DSCN0621

木の伐倒の実演も。
切ったとたんにみな集まってきて、議論が始まります。

DSCN0634

木を通じて、初対面でもこれだけみんな盛り上がれるという。

DSCN0635

印象深かったのは、山や地域をこうしていきたい、という
ビジョンをしっかりと持って活動していたことです。
毎度ながら、刺激の多いイベントです。

DSCN0640

もし初日から参加できていたら、岩手県遠野のみなさんと
「まきまきロック」の演奏で盛り上がっていたはずなのですけどね…

今年は青森県が会場とのことで、
スケジュールと体調を整えたうえで参加したいと思います。

つづく

湯本じゃまな木切っ会で小学校の枝払い

湯本小学校から、湯本じゃまな木切っ会に依頼が来ました。
サクラの木の枝払いです。

DSCN0581

新入会員も加わって、少しですが活動が活発になっています。

DSCN0585

活動の一番の受益者は、彼らかもしれないですが。

YPS_2000

つづく

今年の山菜採り

食べられる野草にハマっている息子。

今年はスカンボ(スイバ)をかじって喜んでいました。

YPS_4729

父親も食べられる野草は大好きです。
今年はタラの芽をたくさん採って直売所で売る予定でした。

カゴ2杯くらい採ってくるぞ!と勇んで出かけたものの、
ナタが手に当たって負傷。
あえなく途中で帰ってきてしまいました。

YPS_4846

結局採れたのはカゴ半分ほど。

YPS_4844

タラの芽以外の山菜は自家消費。

YPS_4842

結局直売所での売り上げは8千円ほどでした。
この4倍採れたと思うと悔しいですね・・・
怪我には気を付けないと。

もちろん入山に当たっては許可を得ておりますので。
念のため。

つづく

「地域が活性化する」とはどういうことか

ご無沙汰しておりました。
このところなかなか筆が進まず。

春は毎年前年度の報告書作りと今年度の事業計画作りと、
自分の仕事でもいろいろと立て込んでいたこともあり、
悶々とした日々を送っていました。

でも湯本支所や公民館とのイベントをやったり、
15年ぶりに鹿児島に植物調査に行ったり、
天栄歴史教室や福島県もりの案内人の講師をやったり、
振り返ってみると充実はしていました。

となるとこの気分の原因は何だろうか。
よくわかりません。

ブログを書こうにも、この暑いのに記事は冬だったりして・・・
なんだかあまり意味がなさそうなので内容は飛ばしていきます。

下の写真は2月の初午(はつうま)のようす。

YPS_1528

で、事務仕事が少しずつ片付くにつれて、
荒れ果てた畑の整理を少しずつ始めているのですが、
あまりいい思い出のないリンドウ栽培も、
単純作業の中で色々なことを考えて、
それを頭の中で整理する貴重な時間となっていたことを思い出しました。

下の写真は湯本幼稚園(当時全児童4人)の親子イベントです。

DSCN0359

そして畑の草刈りをしているときに、
「地域が活性化した」というのは、
どういう状態のことをいうのだろうと、ふと考えました。

今思うと、それを深く考えずにやってきたのかと・・・
情けない話ですが。

DSCN0395

ごくふつうに考えると、人口が増加すると、
地域活性化が成功したように思います。

では、人口が増えなければ活性化したといえないのだろうか。
人口さえ増えれば活性化したといえるのだろうか。

そんな疑問から、こんどは「活性化」とは何かという問いも出てきました。

DSCN0406

活性化というのは、たぶん何かが活発になることですよね。

これが地域の何かだったら、
もちろん人口が多い方がいろいろできそうですが、
少人数でも何かを活発にすることはできそうです。

現に、人口が多いけどパッとしない地域もあれば、
少人数でも輝いている地域もあります。

突き詰めていくと、活性化とは
住民一人一人がその地域で元気に楽しく暮らしていくこと、
と言えるかもしれません。

DSCN0411

人数が少なくても、住民がみな元気に楽しく暮らしている地域なら、
噂を聞きつけて自然と多くの人が訪れるようになりますよね。

だからよく「交流人口を増やすことが大切」と言いますが、
それはあくまで結果として付いてくるものであって、
はじめに住民が元気に楽しく暮らしていないと、
人を呼んだってリピーターにはなってくれませんし、
そのうちにやってる側もイベント疲れしてしまうのではないでしょうか。

スキーリゾート天栄の二岐山カレー。

DSCN0410

そこまで考えて、はたして私は元気に楽しく湯本で暮らしているかと・・・

そうか、地域活性化は、まず「自分活性化」をしないといけないのか。

YPS_2128

若者は出て行ってしまうし、自分の収入も安定しないし、
幼稚園や学校の存続が心配だしで、
どうしてもネガティブになりがちな昨今なのですが、
なんとか「自分活性化」していきましょう。

バンド「五ツ星」の新年会。

YPS_2133

結論。

「地域活性化」で一番大事なのは、「自分活性化」だ!

ブログも活性化しないと・・・

つづく

「湯本じゃまな木切っ会」発足

最初の構想はだいぶ古いんです。

EIMY湯本プロジェクトの研究員としてわたしが湯本に来た2009年、
東北大の新妻先生から「仙台-川崎薪ストーブの会」のことを聞き、
都市の人が地域の山のことを想う場を作るというのは
おもしろそうだなと思いました。

しかし会員のターゲットをどこにするかとか、
どうすれば会の運営が持続可能になるかとか、
小むつかしいことを考えていたら時間ばかりが流れていき、
2011年に震災と原発事故。

湯本の薪は県内でも汚染がほとんどないことが分かっていて、
それがチャンスだと思っていても、
ほかの問題(リンドウ栽培とか)が山積していて
なかなか手をつけられませんでした。

そんな折、2013年に自宅に薪ストーブを設置すると、
地域内のいろいろな人から「うちのじゃまな木切ってくんねがぃ?」と
頼まれるようになりました。

しかしわたしには一人で木を切る技術もなく、
頼まれても断っていたある日。
羽鳥湖高原の別荘の住人の方から、
薪ストーブで燃やす木がなかなか手に入らないということを聞きました。

そこでひらめいたのがこの会です。
ひらめいたのは…2014年の終わりころだったかと思います。

「じゃまな木」所有者と、薪ストーブユーザーを結び付ければ、
「じゃまな木」を無料で切ってもらえて、薪を無料でもらえる。
面倒なお金のやり取りなどがなくても、組織が回るのではないかと。

そういう話を別荘の人数人にお話をしたら、
それはおもしろそうだということになり、
「地域の「匠」から技術を教わる場にしたい」であるとか、
「地域の人たちと交流するきっかけにしたい」といった
薪のやり取りだけではない部分も肉付けされていき、

2016年10月17日、「湯本じゃまな木切っ会」が発足しました。

DSCN0848

木のことを「じゃま」と言ってしまってよいのか、という意見もありましたが、
「じゃまな木」だからこそ切る価値を生んでくれているわけで、
そこには敬意を払って「邪魔」ではなく「じゃま」とひらがなにしています。

また、「湯田組」もそうなのですが、
ちょっと「ギョッ」とするようなネーミングのほうが
覚えてもらうのに便利ということもあり、
あえて「じゃまな木切っ会」とさせていただきました。

毎年11月の湯本文化祭に合わせて「じゃまな木祭り」という
じゃまな木とその所有者に感謝するイベントも計画しています。
(今年は間に合いませんでしたが)

161020_じゃまな木切っ会民報

切っ会で切る木の樹種は、依頼されればなんでも切るというスタンスなので、
ヤナギの木や針葉樹なんかも含まれてきます。
樹種にこだわりのある人などはなじみにくいかもしれませんが、
すでに伐採依頼がたくさん来ており、
さらに別荘の方からの入会の問い合わせも数件寄せられています。

早速ですがfacebookページを作成して、
イベント情報等をアップしていこうと考えています↓
https://www.facebook.com/jamanaki.yumoto/

ただ、あまり根詰めてパンクしないように、
細く長く活動していければよいなと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。 

つづく 
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギャラリー
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
でど物 on Twitter
月別アーカイブ
でどやま内検索
  • ライブドアブログ