天栄・湯本 でどやま物語

これは都会しか知らない若者(だった)著者が、研究で訪れた山村での暮らしに感化されて、地域活性化に取り組み右往左往する物語です・・・

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

博物館学芸員、フリーカメラマンを経て
2009年に大学の研究員として福島県天栄村湯本に移住。
震災直後の2011年5月には地元の女性と結婚し、
「星昇」というベタなアイドルのような名前になる。
現在切り花用リンドウ農家をするかたわら、
地元密着型の写真館や地域活性化のNPOの運営に携わっています。

専門は植物分類学。里山の歴史と資源利用。ネコノメソウ命。

それでは、はじまりはじまり・・・

おしらせ

近況など

まあずいぶんブログを放置しました。

この冬から春は天候が微妙でしたよね。
そのせいか気分が沈みがちで…

仕事は郵便局、警備、写真館(卒業アルバム)、
水道の検針などいつものルーティン。
それだけで日常が過ぎ去っていく感じです。

とにかく警備一人体制に郵便局勤務というのは
厳しいですね。

ゆうパックなどは夜間配達依頼もけっこうあるのですが、
夜は警備が入っているのでそれはできず、
結局あまり役に立たず。
「こんなはずじゃなかった」と思われていることでしょう。

YPS_5283

実は3/30で湯本に移住して10年になりました。
この日もふつうに郵便配達していましたが。

本来であれば記念すべき日なのかもしれませんが、
そういう気持ちにはなれなかったですね。

10年前、仕事を辞めて、しかもリーマンショックで
仕事がなく、半分やけくそで移住してきた湯本。
住み始めて山村のすばらしさに触れ、
地域をなんとかしたいと奮闘したその後。

まあ結果は若者の流出でわが子の同級生もいない状況。
結局自分は何かできたのか。
いてもいなくても変わらなかったのでは。

前の職場を辞めたときと同じような感想です。

心が腐ってるんですよね。
腐ってる暇があったら状況を好転するように
何か動き出せよと。
わかっているんですけど、なかなか。

DSCN0828

そんな状況で藁をもつかむ思いで、
2月に宮城県に出かけました。
そこで仙台の恩師と話をしたり、
川崎町というところで自分より10歳も若い人たちが
山村で新しいプロジェクトを立ち上げている
現場を見てきたりしました。

これがなかなか刺激的で、
また後日記事にしようと思っているのですが、
そこで「星さん、もったいないです!」と
いろいろな人から言われました。
「これからも川崎に来て教えてください!」と。

このところ、「やってくれる人がいないのでお願い」
という仕事ばかりやっていたので、
久しぶりに自分のやってきたことが評価されて、
純粋にうれしかったです。

湯本にいると、
これまで結果がついてこなかったせいもあるのですが、
最近はまったく頼りにされないんですよね。
家族からも、地域の人たちからも。
「期待してないから」と言われる。
これがいちばん堪えるんですよね…

YPS_2000

自分も単純なので、嘘でも「期待してる」と言われれば
調子に乗ってモチベーションが上がるんですよ。
だから、これからはモチベーションを得るために
積極的に地域外に出て行こうと思っています。

そのためには仕事に余裕ができないといけないですが、
ちょうど4月から警備が二人体制に戻ります。
これで週1日はきちんとした休みができ、
二人で融通して連休を取ることもできます。

それから、昨年地域であった動きの中で、
地域活動の資金を獲得するアイデアが
出てきて、これを活用できないかと、
自分としても検討しているところです。

たとえば地熱活用ハウスも現状維持ではじり貧なので、
増棟、障がい者雇用促進のために、
資金を調達できないかなとか。

アイデアはあるんです。
仕事の掛け持ちで収入も比較的安定しました
(といっても月15万円ほどですが)。
あとはモチベーションの問題なのです。

4月になり仕事の休みが取れるようになりました。
1か月ほどかけて、モチベーションの回復に
努めたいと思います。

次の10年後は、少しでも状況が好転しているといいなあ。

つづく

来年はどこへ向かうのか

大晦日です。
一年早すぎてわけわかりません。

2018年の私的3大ニュースですが…
1、郵便配達の仕事を始める
2、実家の両親が管理人という形で、古民家シェアハウスが地味に始動
3、体重が80キロを切る

この3点でしょうか。
非常に小粒というか、低迷の一年ということが表れています。

DSCN0597

1の郵便配達の仕事ですが、10月から始めました。
もちろん生活のためです。

これまでも大して仕事のない写真館や、
いつ出動がかかるか気が気でない警備会社の駐在員をやっていましたが、
それだけではさすがに生活が厳しく、
それらに追加する形で、週2日、配達をすることになりました。

実はそれを始めるのとほぼ同時に、2人体制だった警備が、
1人体制になり、自宅待機は週6日になっていました。
それに2日間の郵便配達で、週8日働くという、
意味不明な状況に。

実際には契約上の警備の勤務日数は15日/月で、
それ以外の日は出動があったら緊急出動扱いとなっているので、
労基法上の問題はないのですが、精神的には落ち着きません。

メリットといえば、酒が飲めなくて健康的で、
いやな酒席も堂々と欠席できることくらいでしょうか。

YPS_1591

郵便配達の仕事自体は、配達先に知人が多いですし、
地域に必要な仕事なので大きなやりがいを感じます。

そして郵便局で働くということは、
仕事自体が少ないこの地域にあって、花形です。
ですから、地元の人から
「昇君、局で働けるようになったんだって?よかったなぃ!」
と、何人からも言われました。

しかし、わたしはそう言われるたびに、寂しい気持ちになります。
なぜかと言えば、一般の企業に勤めることは望んでいなかったからです。
誤解のないように説明しておきますが、
それは郵便局の仕事だからというのではなく、
それがトヨタや電通や、国家公務員だとしても同じです。

東北大の研究員の任期が切れた後、地元企業の人や他の地域の人から、
「うちで働いてくれ」と仕事に誘われました。
中にはこれまでの経験を活かせる仕事、
とくに文化行政に関係する職場からの誘いには大きく心が揺れましたが、
そういうものはすべて断って、湯本で農業に挑戦したり、
NPOの立ち上げをしたりしてきました。

YPS_2000

はっきり言って、企業に勤めるのは楽ですし、
その方が生活は安定します。
でも、私がいちサラリーマンとしてここで暮らしたところで、
衰退が目に見えていた湯本の状況を好転させることはできません。
なりわいを生み出したり、地域おこしを担う新しい組織を作ることが、
縁あって湯本に住むことになった私のやるべきことと思って、
これまで試行錯誤をしてきました。

それがいよいよ限界になってきたということ。
それのどこが、「よかった」のでしょうか。
そして、「よかった」と言った人たちは、
もちろん本気で私の生活を心配して言ってくれたのだと思うのですが、
結局私がやろうとしていたことは、
きちんと理解してくれてはいなかったのだなと思ったのです。
寂しい。

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NPOさえ立ち上げれば、地域活性化を仕事にできるかもしれない。
いろいろなことができるだろうなと思った時期もありましたが、
結局のところ組織をマネジメントする能力などわたしにはなく、
現状維持が精いっぱいです。

まあこんなネガティブなこと書いても誰も得しないので、
少しよいことを。

2の古民家シェアハウスです。

湯本には当然旅館があるわけですが、
高校生や大学生がボランティアや研究で来た時には、
どうしても宿泊費がネックになります。

これにはいつも頭を悩ませていたのですが、
集落にあった空き家を学生の簡易宿泊施設や、
若者向けのシェアハウスとして利用できないかと考え、
今年になって、私の実家の両親に管理人になってもらう形で
整備しました。

実績として、馬頭観音祭のときに来た高校生ボランティアの
宿泊先として利用してもらいました。

これをきっかけにして、集落や旅館に迷惑をかけない形で、
若者が気軽に地域に入ってもらえるようになるといいなと思います。
今後も両親とともに制度作りを進めていきたいです。

YPS_2364

3の体重減少も、非常に個人的なことですが、まあいいことでしょうか。

実はこの体重減少には理由があります。
私は湯本に来る前にストレス性の下痢と不眠がひどかったため、
いろいろな薬を処方されて飲んでいたのですが、
湯本で暮らして徐々にこの薬が種類・量ともに減り、
今年の夏にいよいよ下痢止めだけになりました。
するとこれまでなかなか抑制できなかった食欲が減退し、
体重が減ったのです。

主治医にそのことを話したら、
たしかにこれまで飲んでいた薬の中に、
食欲が過剰になるものが含まれていたそうで。

湯本に来てから18kg以上体重が減り、
20歳のとき以来19年ぶりに80kgを下回りました。

YPS_2763

それでも腹がぶよぶよしているのは、
脂肪より筋肉が減ったからでしょうか。

この冬は息子もスキーをやる気満々ですので、
一緒にたくさん動きたいと思います。

ネガティブになりがちな昨今ですが、
家族との日常が救いです。

来年はどこへ向かうのか。
それは自分の心の持ち方しだいなのでしょうか。

更新も不定期、ネガティブなことも多いこのブログを
ご覧いただいたみなさまに感謝しつつ、
来年も腐らず進んでいきたいと思います。

つづく

奥羽山脈の南端でアンデスの風を感じる

古民家智恵子邸でフォルクローレコンサートを開催します。
ラパスコンサートチラシ

お近くの方はぜひお越しください!

近況報告は次にでも・・・

つづく

正月あたりからいろいろ滞っています

1月ごろから更新していなかったので、
編集画面の操作も忘れているという。

年明け早々、いろいろ余裕がありませんでした。
在宅なので、時間はあるような、ないような。
余裕がないのは気持ちの問題だったのかも。

というのも、これまで2人体制でやっていた
警備の駐在員の仕事が、1人やめて1人体制になるかならないか、
1月~4月はその過渡的な状況で、シフトがとても不安定でした。

YPS_1116

もともと警備の駐在員は、48時間やって48時間休みというのを
基本のシフトでやっていました。

当番時に毎回発報があって呼び出される、というわけではなく、
自宅周辺で待機している時間がほとんどですが、
いつ出動がかかるかわからないために、
なんとなく気が休まらない(夜もです)し、
当然、外出もできません。

それに加え、1月からは1日非番という日がほとんどなくなり、
24時間待機か、日中の12時間待機という日ばかりになりました。

ときおりある貴重な休みを使ってNPOのことで税務署へ行ったり、
車の修理に行ったり、腹痛外来に行ったりしていました。

土日はいずれも日中が当番だったため、家族と外出もできないため、
近くのスキー場で子どものスキーレッスン。
これは湯本でよかったなと思った部分ですが。

YPS_0946

何よりも問題なのは、この1つ前の記事でPRしていた地域案内が、
結局2月からは「平日」に「数回」しかできなくなり、
当然参加者なんか来てくれるわけもなく…
3月からはそれすらできず、現在も休眠状態です。

個人的には自分のスキル(福島県もりの案内人養成講座の講師です…)を
生かした生業として、収入の核にできるんじゃないかと期待していたのですが…

さらに、年度末といえば、写真館的には卒業アルバム制作の季節です。
昨年度も湯本小学校と中学校に納めましたが、
毎年のように変わるアルバム制作のウェブアプリに四苦八苦。
小中学校両方作るのに、2月中旬から3月中旬まで、
ほぼ1か月が消費されました。

この間、自宅にこもりっきりになるので、
集落の人たちからは「家から出ねえで遊んでるんだべ」と
思われていることでしょう。

YPS_1114

さらに!
子どもの帰宅時間が毎日のように変動。
湯本幼稚園では預かり保育もやってくれているのですが、
送迎が小学校のスクールバスに便乗させていただいているので、
小学校の行事によって、帰宅時間がかなり変動します。
とくに1月以降は激しかったように思います。

当然、月の初めに帰宅時間のお知らせはいただけるのですが、
警備のシフトが不安定な上に、子どもの帰り時間も不安定で、
もともと危うかった自身のスケジュール管理が破たん寸前でしたね。

さらにさらに!!
春休み長い。
天栄幼稚園では春休みも預かってもらえるらしいのですが、
湯本幼稚園は小学校と建物や送迎、人材を共用している関係で、
春休み期間中、3週間は完全にお休みとなっていました。

3週間、5歳児と家で二人っきり。
卒業アルバムの作業していても
「なんであそんでくれないの!」
と怒り出すし。

仕方ないので「お出かけ」と称して農協へ年度末の支払いの
お金をおろしに行ったり、配りものに付き合わせたりして、
ごまかしていました。

YPS_1467

4月に入り、やっと個人の仕事が片付いてきたので、
いまはNPOの報告書と総会の準備をしています。

警備の仕事はいよいよ1人体制となり、そのため
案内人の仕事は当分やれそうにありません。

NPOの活動計画とか、1年休んでいたリンドウをどうするかとか、
いろいろ問題はあるのですが、あんまり頭が働かないです。

とはいえ、一時期よりは時間ができてきたので、
ブログの更新は再開したいと思います。

写真は、副業で始めたカメラの修理のようすです。

つづく





湯本案内人始めました

以前にも告知していましたが、個人の仕事として
湯本の案内人の仕事を開始しました。

案内見本

二岐温泉は9時から開始となります。
岩瀬湯本温泉、二岐温泉にお泊りの際、お気軽にご用命ください。

また、湯本写真館のホームページを
Facebookページとしてリニューアルしました。

こちらからご覧いただけます。
Facebookアカウントを持っていなくても見られます。

どうぞよろしく。

つづく
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