天栄・湯本 でどやま物語

これは都会しか知らない若者(だった)著者が、研究で訪れた山村での暮らしに感化されて、地域活性化に取り組み右往左往する物語です・・・

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

博物館学芸員、フリーカメラマンを経て
2009年に大学の研究員として福島県天栄村湯本に移住。
震災直後の2011年5月には地元の女性と結婚し、
「星昇」というベタなアイドルのような名前になる。
現在切り花用リンドウ農家をするかたわら、
地元密着型の写真館や地域活性化のNPOの運営に携わっています。

専門は植物分類学。里山の歴史と資源利用。ネコノメソウ命。

それでは、はじまりはじまり・・・

文化財

英国村に残る旧日本陸軍の戦争遺構

郵便配達では毎回集荷に訪れるブリティッシュヒルズです。
神田外語大学が運営する、語学研修施設・観光施設で、
敷地内はさながら英国村。

そういえば螢と行ったことなかったなと思い、
2人で訪れてみました。

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螢はイギリス風の街並みに興奮気味ですが、
わたしの目当ては実はほかにあります。

これです。

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これは「観的所」の残骸です。
ブリティッシュヒルズや周辺の別荘地は、
戦中まで旧陸軍の軍馬を育てる放牧場でした。

軍馬の需要が減った後は、主に砲弾の射撃訓練場となっており、
砲弾の着弾を目視で確認するのがこの観的所だったのです。

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いまは木が茂っていますが、かつては牧場ですので
このドームの中から砲弾が飛んでくるのを見ていたわけですね。

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わたしが湯本に移住するきっかけになったのが、
実はこの陸軍の放牧場に関する研究でした。

下の写真のように、この地区には放牧場の土塁が
いまでもたくさん残っており、これも調査したのですが、
観的所が残っていると知ったのは湯本へ移住後で、
今回初めて見ることができました。

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かつての日本の軍の遺構が、連合国であるイギリスを模した施設内にある、
というのはなんとも屈折しておりますが。

螢にも説明しましたがいまいちピンと来てないもよう。
施設内の喫茶店でケーキを食べてご満悦。

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ブリティッシュヒルズ内では英語しかしゃべってはいけないことになっており、
螢も「Thank you!」といってお店を出ていました。

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ブリティッシュヒルズへいらっしゃる際は、
ぜひこの観的所もご覧になってみてはいかがでしょうか。
場所はあえてお教えしません。
園内の散策がてらどうぞ。

つづく

9月の文化財パトロール

9月の文化財パトロールは大里地区でした。
摩崖仏へ上る階段は地元の方が修繕してくださっていました。

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コアカミゴケという地衣類。

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武隈神社の大イチョウ。

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この直前に来た台風のせいで、イチョウの枝が落ち、
屋根を破損していたので、早急に修繕の段取り。

台風のせいで銀杏もたくさん落ちていて、
他の委員の方が珍しいお葉付きイチョウを見つけられました。

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わたしも探したのですが、こんなショボいのしか見つかりませんでした。

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ふるさと文化伝承館裏にある大里城の堀の跡。

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とある集落の水田。

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ここは基盤整備されていない、昔のままの姿です。
珍しいなと思っていたら、まあそれにもいろいろ理由があったそうで。

どこのムラにもいろいろあるんですね。

つづく

文化財防火パトロール

天栄村文化財保護審議委員を仰せつかっております。
これまでは委員の方たちが来たら案内する係でしたが、
いよいよ自分も委員になり…

毎年防火パトロールは雪の多い時期です。

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県や村指定の文化財の防火状況をチェックして回ります。

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行事で火を使うことはあるかとか、消火器が正常かといった点検。

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消火器に関しては、蓄圧式と加圧式があり、
劣化した加圧式は爆発の恐れがあることなどを知りました。

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こうした点検は全国各地で行なわれていると思いますが、
改めて気を引き締める機会となりました。

つづく 

文化財保護審議委員の研修

10月24日、研修があるということで、参加しました。
村役場のワゴンに乗って、磐梯山周辺へ向かいます。

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勢至堂峠を越えて猪苗代湖畔を走ると、
対岸の建物が蜃気楼になって浮いて見えました。

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さて、裏磐梯の北塩原村、檜原湖の北端までやってきました。
紅葉が見ごろでした。

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最初に立ち寄ったのが、会津米沢街道檜原歴史館。

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吾妻山が白くなっているのが見えます。

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ここには米沢へ抜ける街道があり、宿場になっていたそうです。
しかし明治の磐梯山の噴火により、湖に水没することになります。

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しかしここにもALSOKステッカーが。

なお、この資料館は半分がラーメン屋になっており、
平日の、しかも開店したばかりというのにお客がいて驚きました。
けっこう有名なお店なんだとか。

さて、少し移動して、同じ北塩原村の早稲沢集落というところ。

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ここはかつて木地師集落だったそうで、
最近まで木地づくりをしていた工場を再生し、資料館にしたところを見学しました。

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当時使っていた道具、作りかけの材料などが展示されています。

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現在は稼働してはいませんが、将来的には動かしてみたいと言っていました。

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昼食をはさんで、諸橋近代美術館を見学。
サルバドール・ダリのコレクションで有名なところです。

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ダリの作品をきちんと見たことってなかったのですが、
ちょうど企画展としてダリの性向がどのように形成されたかを解説していて、
なかなか勉強になりました。
フロイトに傾倒していたことなど、さもありなんという感じです。

さて、研修の中身としてはこれでノルマ達成なのですが、
予定より時間が余ったので、別のところに寄りました。

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猪苗代町の土津(はにつ)神社です。

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ここも妻が少し前に訪れたことを聞いていて、
この仕事はやはりわたしなんかより
妻のほうが向いてるんじゃないかとか思ってみたり。

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しかしわたしは神社そのものより、この下を流れる用水路のほうが気になりましたね。

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これは土田(はにた)堰といって、この神社と一緒に整備されたものだそうです。
解説版もありましたが、Wikipediaにけっこう詳しく載っていたのは驚きでした。

帰りの車内からの眺め。

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自分の勉強不足を痛感する研修会でした。

つづく 

馬尾滝とこぶならへ

今年はツアーも充実させたいと思っていて、
河内川森林軌道+天栄村最大の滝「馬尾滝(まおのたき)」と、
二岐山麓の巨木「コブナラ」へコースの下見に行ってきました。

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馬尾滝へは釣り人が入っているため、道の状態は良好です。

渡渉するときに水没注意ですが…

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滝の下まで来たら、一同感動。

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天栄村の滝としては、黒沢にある「明神滝」が有名で、
橋の上からでも眺められるのですが、
迫力は比ではありません。

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同行したみなさんで記念撮影。

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その後、二岐山へ移動して、コブナラへも行きました。

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こちらも樹勢は衰えず、元気そうでした。

ツアー詳細が決まりましたらまたお知らせしたいと思います。

つづく 
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