天栄・湯本 でどやま物語

これは都会しか知らない若者(だった)著者が、研究で訪れた山村での暮らしに感化されて、地域活性化に取り組み右往左往する物語です・・・

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

博物館学芸員、フリーカメラマンを経て
2009年に大学の研究員として福島県天栄村湯本に移住。
震災直後の2011年5月には地元の女性と結婚し、
「星昇」というベタなアイドルのような名前になる。
現在切り花用リンドウ農家をするかたわら、
地元密着型の写真館や地域活性化のNPOの運営に携わっています。

専門は植物分類学。里山の歴史と資源利用。ネコノメソウ命。

それでは、はじまりはじまり・・・

農業

今年の稲刈り

やっと記事が10月に入りました。

今年は稲刈りがなかなかハードでした。
というのも、稲刈りの時期というのは例年、好天が続くものですが、
今年ほど不安定な天気もないそうで。

とは言え、最初に稲刈りをした酒米のときは、
天気に恵まれました。

DSCN0068

この酒米「夢の香」という品種は早生だったらしく、
いちばん遅く植えたのに、ひとめぼれより早く刈り時になりました。
そのため最初に刈ったのですが、天気がよかったのは
ほんとにこの時だけ。

DSCN0079

するす(籾摺り)です。
地場産業にと意気込んだもののうまく回らなかった酒米。
勉強不足だったのですが、選別するときのふるいも特殊らしく、
手配にあたふたしました。

DSCN0085

奥が普通のうるち米用、手前が酒米用のふるいです。

DSCN0082

玄米になったものを放射線検査と等級検査にかけ、
酒蔵に納品しました。

DSCN0097

そのあと我が家の田んぼの稲刈り。
この日も夜に雨が降ったので稲が濡れており、
雨粒をブロワーで飛ばしながらの稲刈りでした。

DSCN0106

ほかにも長雨で倒れた田んぼもあり、
稲刈りというと一年の最後の手間ということで
晴れ晴れしたものですが、今年は最後まで大変でした。

さらに日が進んで、棚田の稲刈りです。
湯本小学校のみんなが手で刈り取ります。

DSCN0121

さすがは湯本の子どもたち。
水はけの悪い田んぼですが、手際よく刈ってくれました。

DSCN0133

さっきから写っている右端の人は誰かって?

DSCN0147

湯本在住の村議会議員様です。

つづく

「休耕田にミソハギを」プロジェクト

9月。
休耕田を整備し、いつでも作付できるように維持する、
中山間直接支払制度湯本部会の草刈りです。

IMGP0083

草刈りしている人たちの手前に、ピンクの花が見えるかと思います。

こちらにも。

IMGP0054

これはエゾミソハギという野草で、
湿地に生えます。

IMGP0068

お盆頃からお彼岸頃まで、こうした美しい花を咲かせます。
以前からこの休耕田に生えているのを見つけていたので、
中山間の作業のたびに、みなさんにこの花を残すようにお願いしてきました。

これを勝手に「休耕田にミソハギをプロジェクト」と名付けています。

IMGP0070

今年で3年目なのですが、いよいよ増えてきて、
ある田んぼは半分くらいがこのミソハギで占められるようになってきました。

国道に車を停め、この花の写真を撮影する観光客も。
プロジェクトの成果が上がりつつあります。

IMGP0060

エゾミソハギは在来種ですし、この休耕田にはタヌキモの自生もあり、
景観づくりだけでなく生物多様性保全にも役立っています。

ちょうどこの花が生える田んぼは水はけが悪く、
農業機械が入りにくいために耕作放棄されていたのですが、
エゾミソハギのように湿地性の植物にはうってつけの環境なわけです。

来年以降もどれだけ増えるか、楽しみです。

つづく

湯本中山間の会合

中山間直接支払制度というのがあります。

湯本のように平坦な土地が少ない場所では
農地の集約化などが難しいため、
休耕作地等の維持のために作業をすると
補助金が交付されるという制度です。

わたしも去年からその役員を務めており、 
この日はヒツジとヤギの管理についての役員会を開きました。

DSCN1023

その翌日は、湯本環境保全会という
農業を通じて周辺の環境保全を図るという組織の
水質検査を行いました。

DSCN1024

こういったこまごまとした仕事を
日常的にやっております。

以上、報告でした。

つづく
 

高校生ボランティア

会津ザベリオ高校から、この秋にもボランティアが来てくれました。
男子生徒には薪割をしてもらい、
女子生徒にはヒツジ小屋のお掃除をやってもらうことに。

DSCN0850

この日は息子の子守を頼まれていたので連れてきました。
掃除の仕方を教えるのだとか言ってましたが。

DSCN0852

30分ほどかけてきれいにしてもらいました。

DSCN0866

その後は湯本体育館でテニスの練習をしたそうです。

どうもごくろうさまでした。

つづく 

今年の稲刈り

湯本の棚田です。
今年は湯本小学校のみんなが田植えをしてくれ、
稲刈りもみんなでやりました。

DSCN0842

ここはなかなか水が抜けず…

DSCN0845

結局稲刈りも泥まみれに。

でも去年の3倍ほど、ちょうど60kgのお米が収穫できました。

さて、こちらはわが家の田んぼ。
義父が丹精込めて育てた田んぼの稲刈りです。

DSCN0836

春の水不足、7月の低温、稲刈り直前の長雨と、
いろいろ心配をしましたが、ふたを開けてみたら
昨年よりかなり収量が増えてました。

DSCN0839

こうして食料を自給できているというのも、
「きもち金持ち」の源。

戦争が起きようが、国家が破綻しようが、大災害が起きようが、
地域はどっこい生きている。

収穫の秋に国を憂うのでした。

つづく 
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギャラリー
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
  • 家族でいろいろ文化体験
でど物 on Twitter
月別アーカイブ
でどやま内検索
  • ライブドアブログ