ニコンから、NEPS1が届きました。

といってもニコンユーザー以外には意味不明か。

このアクセサリーは、ニコンの一眼レフの接眼窓を
角窓から丸窓へ変換するアダプターです。

現在のニコンのデジタル一眼レフは、D810やD5といった
プロ仕様のものは丸型、D750より安価なカメラは角型と
ファインダーの窓の形が差別化されています。

その角型ファインダー機のユーザーが、丸形ファインダーにあこがれ、
このアダプターを使って丸窓にするのが流行しているそうで。

このアダプター、定価750円なんですけど、
入手するのに三カ月待たされました。

個人的には丸窓がどうとか、一切こだわりなどないどころか、
こんなアダプターまで使って丸窓化して、
かえってみじめな気持ちになるんじゃないかと思うんですけど。

私の場合は完全に実用的な意味で必要で、
ファインダーを拡大するDK-17Mを使いたかっただけなのです。

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これを入手するまでは、オリンパスの拡大アイピースME-1を使っていました。
たまたまニコンにもはまるのですが、きつくてカメラ側が傷みそう。

しかも接眼レンズが小さいので、ファインダー像の周囲が少し見えづらい。

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上がNEPS1、右がDK-17M、下がME-1です。
NEPS1にDK-17Mをねじ込んで使用します。

DSCF7474

D750に付けてみました。
さすがに純正だけあって、これまでより違和感はありません。

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とはいえ、アダプターをかましていることはわかりますし、
そもそも丸窓がどうとか語るニコンユーザーはそれなりのエンスーですよね。
エンスーにしかわからないのに、わざわざアダプターを使って
丸窓化して、コンプレックスを丸出しにするって…やっぱり意味不明。

いや、本題から逸れました。

反射防止のコーティングもオリンパスより優秀で、
一見するといい感じなんですけど、一つだけ問題があります。

下の二枚の写真、上がME-1、下がNEPS1+DK-17Mです。

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下の写真はかなりアイピースが突出してますよね。
これ、使っているうちに服とかに引っかかって紛失するのでは…

そして肝心のファインダーの見やすさですが、
ほんの少しだけよくなりました。

ちなみに、角窓用の拡大アイピースにはDK-21Mという
純正品がすでにあるのですが、これがひどい欠陥品です。

確かに拡大はされるのですが、視野周辺の解像度が低くて、
まったく使い物になりません。
カメラ側の視度補正をいじったり、
いくつか交換して試したりもしましたが、まったくだめ。 

ニコンがDK-21Mのまともな後継品を出してくれれば
こんな悩みなどせずにすむのですが…

これから自分の目の老化も始まるでしょうから、
もっとピントの合わせやすい光学ファインダーに…
なる前に電子ビューファインダーになっちゃうんだろうなあ。

ということで、たまに古いカメラ触って感傷に浸ることにします。
大学時代から使っているF2もF4もFAも、全部丸窓ですし。

つづく