たぶん農村ではどこでも同じだと思うのですが、
毎年春と秋の2回、カメムシが大量発生します。
 
昨日と今日はだいぶ暖かいので、カメムシたちは
越冬場所を探してせっせと移動しているようです。
 
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湯本ではカメムシのことを「カメ」「ヘクサムシ」「ヘクサ」
などと呼んでいます。
蚊やハチのように刺したりしないおとなしい虫ですが、
ご存知のとおり、身の危険を感じると独特の臭気を発します。
 
ですので、家の中で見かけても放置するのが最善の策。
数が多いので駆除しようったって無理です。
 
先日実家に帰ったときに父親にその話をしたら
「バルサン焚け」と即答。
ゴキブリとか、家屋をすみかにしている虫ならいいとして、
外から入ってくる虫に対してバルサン焚いても意味ないんですが…
 
ちなみに誤って掃除機で吸ってしまったことがあるのですが、
排気口から臭気がまき散らされ、家中が臭くなりました。
この時期、掃除機で吸い込むものには気をつけましょう。
 
無害とはいっても、誤って踏んでしまったり、料理に飛び込んできたりするので、
とくにサービス業のかたにとっては大変なやっかいものです。
 
もし旅館などで部屋にカメムシが出ても、大目に見てあげてください。
こればっかりはいくら清潔にしていたって防ぎようがありませんので。
 
ちなみに湯本でみんなやっている、いちばん安全?な駆除方法はガムテープです。
 
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こうしてガムテープに貼り付け、臭いが出ないようにたたんで密封します。
つぶすとものすごい臭いになりますので、このまま捨てます。
 
彼らも悪気があるわけではないですからね…
「自然との共生」ってことで。
 
つづく