きもち金持ちのむらから ~天栄・湯本 でどやま物語~

「きもち金持ち」とは、薪がたくさんあると寒い冬も心豊かに暮らせるという意味。自給自足、相互扶助が残る農山村の「豊かさ」を表しています。

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

福島県の山の中で里山再生、地域活性化、子育てしてるアラフォー。職業は写真館、警備員、郵便配達員、水道検針員、自然観察指導、農業、講演など。専門は植物分類学、里山史。天栄村文化財保護審議委員。日本EIMY研究所主任研究員。
現在、天栄村湯本を拠点に自然環境調査や獣害対策アドバイザー、環境教育プログラムの提供などを行う「湯本森・里研究所(ゆもりけん)」の設立準備中。

レンズの絞りの・・・

いまメインで使っているデジタル一眼レフは、
富士フィルムのFinepix S5 proです。
マニアックな機種ですが、そのフィルムライクな発色は、
ほかのメーカーにはない魅力です。
とくに緑色の発色はすばらしいの一言。
 
そして植物を撮るときのメインレンズは、
Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8 S。
シャープネス、ボケ味、逆光性能など、文句なし。
こちらもすばらしいレンズ。
 
絞りは7枚羽根で、絞るとご覧のように7角形のボケが出ます。
 
イグサとわたげ
 
最近は「円形絞りの方がボケがきれいだ」とよく言われ、
レンズの比較をしている雑誌などでも、
絞りが多角形なので減点、とされているものがあります。
 
でも私は多角形の絞りの方が好きですね。
より写真的な感じがしませんか?
 
それよりも、口径食でボケの形がゆがむ方がいやですね。
とくに最新型のニコンのマイクロレンズはその傾向が強いようです。
 
このレンズは30年近く前の設計ですが、
私は最新型以上の魅力を感じますよ。
 
つづく

川面に舞うわた毛

二岐温泉の柏屋さんから、おもしろい話を聞きました。
毎年5月の中旬になると、二岐川に大量のわた毛が飛ぶそうです。
はたして何のわた毛だろう?
 
数日後、柏屋さんから電話が。
「わた毛が飛びはじめました!」
さっそく向かいました。
 
このわた毛、客室や廊下にも入ってきてしまい、
毎年そうじが大変になるとか。
 
実際に見てみると、かなりの量です。
風に乗ってふわふわと白いわた毛が舞っています。
その飛んでくる元をたどっていくと・・・
これだ。
 
ヤナギの綿毛
 
ヤナギの種子でした。
春先に花が咲き、ちょうどいまくらいの時期に種子を飛ばすのでした。
なかなか、きれいなものですよ。
 
いっそのこと、この時期の風物詩にしてしまったらどうですか?
と提案してみましたが・・・
やっぱりそうじが大変で困っているそうです。
 
でも、アリだと思うけれどなあ。
 
つづく

観音堂の天井画

2週間ほど前になってしまいますが、
湯本にある馬頭観音の観音堂で、
天井の撮影をしました。
 
観音堂の天井には、植物画が描かれています。
これらの植物がどんな意味を持つのか、
それを調べます。
 
昔はお寺(満願寺)に住職がいて、
観音堂は開け放されていたらしいです。
子供時代に屋根裏に入って遊んだ、という人がいました。
現在は馬頭観音祭りのときだけ開かれるようになっており、
普段は鍵がかかっています。
 
そこで、湯本の区長さんに鍵を開けてもらいました。
 
観音堂撮影風景
 
ジェネレータで電気を起こし、
写真用のランプで照明して撮影しました。
照明をあてる前は、なんだかくすんでいるなあ、と思っていたのですが、
照明をあてた瞬間、息をのみました。
きれいだナイー。
 
観音堂天井
 
全部撮影するのに5時間ぐらいかかりましたが、
けっこうきれいに写すことができました。
いろいろな植物があります。
 
フシグロセンノウ。
オミナエシなどとともに、盆花に使うそうです。
 
b02s.jpg
 
オモダカ。
田んぼの雑草ですね。
 
b05s.jpg
 
ホオズキ。
ほかにも、園芸品のキクや、
野菜、穀物などもありました。
 
i11s.jpg
 
はたして、どんな意味があるのか・・・
漢詩とセットになっている、という噂もあります。
いずれにしても、昔の湯本の自然、
あるいは暮らしぶりなどがわかりそう。
 
調べるぞー
 
つづく

カワラノオバサン探し

ここ数日、カワラノオバサンを探していました。
湯本の人がカワラノオバサンとか、カワラノオバッコとか呼ぶ植物。
標準和名では、オキナグサといいます。
 
オキナグサは環境省のレッドデータブックにも載っている絶滅危惧種ですが、
湯本では昔、たくさん見られたそうです。
オキナグサというと草原の植物、と思っていたのですが、
湯本では河原に多かったとか。
花が終わると白髪のような綿毛が出るので、オバサンと呼ばれます。
こうした呼び方は群馬県のほうでも呼ばれているようです。
 
しかし河原を散々歩き回っても見つからず、
湯本の数少ない草地である送電線下やスキー場を歩いても見つからず、
結局探すのをあきらめることにしました。
 
そんな調査の途中で見かけた生き物を紹介します。
 
イヌガンソクというシダがたくさんあるのですが、
スキー場ではこれを摘み取っている人がいました。
どうやらゼンマイと間違えているようで・・・
大丈夫なのかな。
 
イヌガンソク
 
林床にはチゴユリが咲き始めました。
 
チゴユリ
 
サクラは終わりましたが、あちこちでズミが咲いています。
 
ズミ
 
沢沿いを歩くことが多いので、こんなやつに会うことも。
マムシです。
 
マムシ
 
カワラノオバサンはいずこ・・
 
つづく

二岐山の山開き

5月10日(日)に、二岐山(ふたまたやま)の山開きがありました。
むさんが氏とともに参加。
 
朝7時、橅山荘前はすごい人です。
湯本の区長さん、村役場の方をはじめ、
顔見知りがちらほら。
 
山開き開会式
 
大多数とは逆から登ることに。
まずは風力発電の風車を目指し、
途中から登山道に入ります。
登山道に入るとすぐ、若いブナの林になっています。
美しい。
 
ブナの若葉
 
そのあと急激に勾配がきつくなり、
そのまま500mほど登りつづけます。
普通に歩ける勾配ではないので、
岩やロープにしがみつきながら上ること1時間半、
女岳山頂に着きました。
ふり返ると、「地獄坂」の看板が。
たしかに。
 
地獄坂
 
女岳山頂のそばには、こんな看板がついた木が。
 
あすなろの看板
 
ここは当然、触ります。
 
木に触る
 
しかし・・・アスナロじゃないぞこの木。ヒバ?
まあいいか。
 
女岳を過ぎると、いったん下って男岳に登ります。
その途中に見えた雪渓。
 
雪渓
 
男岳山頂(1544m)に到着。
ここまでで、正味700mほど登りました。
ちょっとかすんでいたけれども、絶景。
右に見えるピークが女岳。
 
二岐山頂
 
山頂で湯本中学の生徒たちと父兄の方々に会いました。
コーヒーをごちそうになりました。
 
湯本の人たち
 
この山頂で、昼食を食べながら、一行が過ぎ去るのを待ちます。
弁当は今朝作ってきた「チャーハン・餃子弁当」。
最近、チャーハンの完成度がかなり高まっています。
 
弁当
 
登り口から来る人が減ってきたので、下山を開始。
かなり急勾配ですが、地獄坂ほどではないような。
途中でヒメイチゲが咲いていました。
 
ヒメイチゲ
 
だいぶ下りてきて、御鍋神社が近づいてくると、
ブナとアスナロの混交林になります。
 
ブナアスナロ林
 
そして御鍋神社側の登山口に到着。登山開始から5時間。
すでにひざが大爆笑。
 
御鍋神社側登山口
 
ここからは林道を歩いて車まで戻ります。
山菜のトリアシショウマを摘みながら。
 
トリアシショウマ
 
うわー、このヒキガエル、3匹で(ry
 
ヒキガエルの交尾
 
生みすぎだろこれ。
 
ヒキガエルの卵
 
車に戻ったあと、二岐温泉の柏屋さんでお風呂をいただくことに。
柏屋さんの露天風呂は、橋で川を渡ったところにあります。
 
柏屋橋
 
いやはや、いい湯だナイ。
 
柏屋露天風呂
 
柏屋の若旦那とこんど飲む約束をして帰りました。
 
ずいぶん長い記事になっちゃったなあ。
 
つづく

ナンバーの交換と免許更新

今日はお休みをもらって遠出をしました。
福島市の運輸支局へ、ナンバーを交換に。
 
備忘録的に書いておきますと、
必要なものは次のような感じです。
・免許証
・車検証
・認印
 
ちなみに私は名義変更もかねていたので、
・印鑑証明書
・譲渡証明書(旧所有者につくってもらう)
・委任状(同上)
・実印
が必要でした。
 
実をいうと本当は一ヶ月前にナンバーを交換するはずだったのですが、
名義がディーラーのままだったことにそのとき気づき、
出直しを余儀なくされたのでした。
ローンを組んで買った人は要確認です。
 
本日が最後となる相模ナンバー。
「相撲」と間違えられたりしたけれど、
やはり2年半付き合っただけに愛着もある。
 
旧ナンバー
 
強引にドライバーで外します。
ちなみに「28-01」はディーラーの人がとってきた番号なので、
とくに意味はありません。
 
旧ナンバー外し
 
そして新ナンバー。
「福島」、93-87→くさばな(草花)
今日から「トレノ君」改め「草花号」。
 
なんだか畔上能力先生が菱山忠三郎先生の車のことを
「走る胴乱」と呼んでいたのを思い出します。
 
新ナンバー
 
このあと郡山の免許センターで免許の更新と住所変更もして、
草花号は身も心も福島県民になったばい。
 
つづく

タラの芽とコゴミと・・

なんか食べ物の話題ばかりですが・・
だって山菜うまいんだもの。
 
今日は仕事で植物調査をしていたのですが、
伐採跡地での調査だったのでタラノキがたくさん。
 
しかしめぼしい場所のものはすでに採られてしまっていて、
伐採地のすごく奥のほうに行かないと残っていなかった。
 
タラの芽はこんな感じ。
 
たら
 
コゴミ(クサソテツ)は沢沿いに生えています。
 
こごみ
 
まあ、これがこうなりますわな。↓
 
こごみとたらのてんぷら
 
なんかだんだん天ぷらがうまくなってきてるんですけど。
 
つづく

「食べる」山菜と「食べられる」山菜

スーパーや24時間営業のコンビニまで車で30分。
自炊しないと食事にありつけない。
そんなわけで、料理熱がにわかに高まってきています。
 
最近はチャーハンにハマっており・・・
昼には東北大の分室から自宅へ、チャーハンを作りに帰る毎日(徒歩2分ですが)。
 
そして今の時期、やっぱり山菜がたくさん採れますので、
夜は山菜を食べることが多くなります。
先日は、カラハナソウとノカンゾウ(ヤブカンゾウ?)を食べました。
 
カラハナソウとカンゾウ
 
左がカラハナソウで、右がノカンゾウ。
 
カラハナソウはビールの原料でもあるホップに近い仲間で、つる性の植物。
茎に細かいとげがあるのですが、ゆでると気にならなくなります。
ほのかに苦味があり、舌触りも特徴的。
 
ノカンゾウはニッコウキスゲに近い種類ですが、
ちょっとした畑の縁なんかにたくさん生えている普通種です。
「カンゾウ」っていうくらいですから、ゆでると「甘」くなります。
 
しかしこの2種類、湯本ではまったく食べないそうです。
カンゾウは何人か知っていましたが、
カラハナソウは名前すら通じず。
 
大家さんの奥さんはカンゾウを戦時中に食べたことがあるそうで、
甘ったるくて気持ちが悪い、とまで言っていました。
 
きっと湯本はタラとかコシアブラといった、もっとおいしい山菜が豊富なので、
こういう地味なものを採る必要がなかったのでしょう。
 
食べられるからといって、なんでも食べるわけじゃないのです。
 
つづく

すごい風

湯本にいます。
昨日低気圧が通過したせいで、今日はすごい風。
気温も下がって一気に季節が戻った感じです。
 
夜になってさらに風が強くなったみたいで・・・
いろんなものが飛んでいく音が聞こえます。
うちの戸板はだいじょうぶだろうか。
 
金曜日まで仙台にいましたが、
これからしばらくは仙台にいく用事もなく、
やっと湯本に落ち着くことができそうです。
仙台最終日には、牛タン食いました。
 
gyutan.jpg
 
湯本ではやはり山菜三昧で、
昨日は初コシアブラ、今日はカラハナソウとカンゾウを食べました。
詳しくはまた次の機会にでも。
 
つづく

ふきのとうの天ぷら

今日も仙台の東北大にいたりします。
湯本に住み始めてから、結局半分くらいは仙台にいるみたいです。
講義は今日で一応終了らしいので、やっと腰を落ち着けられますな。
 
湯本でもそろそろふきのとうは終わりに近く、
なかなか手ごろな育ち具合のものはなくなってきたのですが、
風力発電の風車のそばで、まだあまり伸びてないふきのとうを発見。
 
けっこうたくさんとれた。
 
ふきのとう
 
そしてとうぜん、こうなります。
 
てんぷら
 
ふきのとうの天ぷら、好きなんですよね。
 
ふきはそろそろ終わりですが、
これからコゴミ(クサソテツ)、トトキ(ツリガネニンジン)、トリアシショウマ、
コシアブラ、ウド、タラ・・・あげたらきりがないな・・・
山菜の本格シーズンです。
 
大家さんからお米や野菜をいただけるし、
しばらく食い扶持には困らないですみそうです。
 
つづく
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