きもち金持ちのむらから ~天栄・湯本 でどやま物語~

「きもち金持ち」とは、薪がたくさんあると寒い冬も心豊かに暮らせるという意味。自給自足、相互扶助が残る農山村の「豊かさ」を表しています。

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

福島県の山の中で里山再生、地域活性化、子育てしてるアラフォー。職業は写真館、警備員、郵便配達員、水道検針員、自然観察指導、農業、講演など。専門は植物分類学、里山史。天栄村文化財保護審議委員。日本EIMY研究所主任研究員。
現在、天栄村湯本を拠点に自然環境調査や獣害対策アドバイザー、環境教育プログラムの提供などを行う「湯本森・里研究所(ゆもりけん)」の設立準備中。

今シーズンのスキー

本当にひどい雪不足でした。
村内に二つあるスキー場のうち、
村営のスキー場は10日ほどしか営業できず、
村の学校のスキー大会も中止。

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もう一つの羽鳥湖スキー場は、
1月に入ってからなんとか営業開始しましたが、
例年の豊富なパウダースノーとはなかなかなりませんでした。

それでも息子と3回ほどすべりに行ったときには、
前日に雪が降ったりして恵まれていました。

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ボーゲンですいすい滑るようになって、
追いかけるのが大変になってきました…

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本人は食事の方が目当てだったりするのですが。
来年は雪も適度に降ってくれるとありがたいです。

つづく

昨年度の講師いろいろ

現在はしがない警備員なんだか水道検針員なんだかわかりませんが、
昔取った杵柄で、講師としてお呼ばれする機会が、
昨年度も何回かありました。

毎年恒例となってきている、
福島県もりの案内人養成講座の講師。

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安達太良山中腹の大玉村にあるフォレストパークあだたらが会場です。

「田園の景観」と「植物の名前の由来と観察」の
2単位を担当しています。

受講生のみなさんは熱心ですし、
毎年必ず知人や、知人の知人とお会いすることがあり、
それもまた楽しみだったりします。

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こちらは福島県内の小学校の先生方を対象にした観察会です。
二岐山の御鍋神社周辺のブナ・アスナロ混交林を案内しました。

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この集まりも、以前湯本小学校に
校長先生としていらした先生のご紹介によるものです。

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さすがに10年住んでいると、そういう人のつながりが多くなってきます。
ありがたいことですね。

このときは6月下旬だったのですが、なぜかヤマツツジが咲いていました。

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こちらは天栄村生涯学習課主催の「天栄歴史教室」。
歴史は専門ではないのに、毎年講師を頼まれるので、
テーマをひねり出すのに苦労します。

昨年は「天栄村の減った生き物、増えた生き物」にしました。

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湯本小学校・中学校からも森林環境学習のご依頼がありました。
中学校の内容は自分でもおもしろかったので、別記事にしたいと思います。

こちらは湯本小学校のときのようす。

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ラミネーターを使った簡易植物標本づくりをやりました。
自分の息子にも授業をするのって、何か不思議。

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この環境ですから、自然関係で何かやるなら
内容に悩むことはありません。

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ほかにも村の「サマースクール」の講師をしたり、
そういうご依頼はこちらもやりがいがあるので
大歓迎です。

少し村の人材不足が心配になってしまうのですが…

つづく


端午の節句は旧暦なのです

去年の6月。
湯本では端午の節句を旧暦で祝うため、
1か月ほど遅くなっています。

近くの田んぼからショウブをもらってきました。

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このようにヨモギとショウブをぶら下げて飾ります。

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うちではこいのぼりは新暦の5月5日から旧暦の5月5日まで
飾ることにしています。

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ほかの家でも飾っていました。

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もともとはこうして茅屋根の下に括りつけていたそうです。

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年中行事というのは旧暦の日付で決まっているものが多く、
それを新暦でやろうとすると季節感がずれてしまったりして
違和感があるものが多いですね。

旧暦の文化を大切にしている湯本の風習は
風情があってよいなと、毎年思います。

つづく

湯本地区合同運動会

昨年の5月。
湯本小学校で運動会が開催されました。

いよいよ児童数が少ないので、
今年からは小中学校だけでなく地区の住民総参加での
「地区合同運動会」となりました。

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この恵まれた環境で、超少人数教育。

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うちの子は練習中にどこかへ行ってしまったりして、
周囲を困らせていましたが、
本番はがんばっていました。

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地域のいろいろな世代の人たちと交流しながら、
学んで成長してもらいたいです。

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自分が子どものころに体験できなかったことを
息子が体験できていることが、本当にうらやましい限りです。

今年はさらに小学生が減って、3人になります。
この特殊な教育環境を、うまく地域の魅力として
発信していければと思っています。

つづく

去年の春いろいろ

ほぼ一年更新をサボっていたので、
当時を思い出しながら…

湯本じゃまな木切っ会では、
「クマが来るのでクワとクリを切ってほしい」と
依頼されました。

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そこに生えていたワラビ。
晩のおかずになりました。

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棚田の整備。
なかなかNPO会員の都合が合わず、
一人作業になってしまいました。

集落内では家の裏が湿気るので、
水を溜めないでほしいという意見があったりして、
今年は少し家から離れた上の方に作ることにしました。

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湯本小学校の棚田田植え体験。

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シュレーゲルアオガエルの卵嚢と、ドジョウ。

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毎年ですが、泥まみれです。

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6月5日は婿の日。
湯本の婿の会「六庫会」の総会。

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息子が風邪をひいた時もありました。
なぜが猫が集まってくるという。

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車の塗装の補修。
息子に撮影してもらいました。

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傷だらけだったドアサイドモール。

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やすりで磨いた後に塗装。

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買った時からボコボコだったバンパーも、
やすりで整形して、

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バンパープライマー、プライマリーサーフェイサー、塗装。

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若干マスキングに失敗しているけど、まあいいや。

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まだ春だなあ。

つづく

大阪で叔母さんのお葬式

これも去年の話ですが、
私の実父のお姉さんが亡くなり、
お葬式に行ってきました。

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この傘ホルダーを見ると、大阪に来たなと思いますね。

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父は大阪出身で、親戚も大阪にいます。
父の実家にはもう親戚は住んでいませんが、
叔母さんが晩年住んでいたこの長屋は、
その実家の雰囲気が感じられました。

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間取りや奥に小さな庭があるところなど、そっくりです。
そういうフォーマットがあったのかもしれないですね。

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叔父さんにも久しぶりに会いました。
ルーツ確認の旅になりました。

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その後久しぶりにミナミ~キタを散策したのですが、
外国人だらけで驚きました。

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梅田まで来るとビジネス街だけあって
それほどでもないのですが。

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梅田のクラフトビール専門店で食事して、
夜行バスで福島まで帰りました。

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夜行バスってこの時初めて利用したのですが、
たまたま1階席を予約したのが正解でした。

2階席はほぼ満席で、いちど休憩の時に
除いてみたら、大きないびきをかいて寝ている人がいて、
これは地獄だなと。

1階席は人気がないのか、行きも帰りも貸し切り状態で、
非常に快適でした。
白河から大阪まで一本ですし。

次に関西へ一人で行くことがあるときも、
夜行バスで行こうと思います。

つづく

二岐山開きへ参加

1年近く前の話題ですみません…

息子が「二岐山開きに行きたい!」と言い出しました。
日ごろ小学校ではトラブルメーカーで、
授業にも集中できなかったりするので、
何か達成感を得られるかも、と思い、
親子で参加することにしました。

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わたしは交通安全協会の仕事で
交通整理をしていたので、
それが一段落してから式典に参加。

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まあ、「つかれた~」と言って
すぐ引き返すのだろうなと。

中腹の「ぶな平」まで行ければいいかなということで、
いざ出発。

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ノビネチドリが見ごろでした。

登山口まで3kmほど林道を歩きます。
途中にある平将門伝説もある「桔梗の清水」で
のどを潤します。

「おいしい!」

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いよいよ登山開始。
ブナの倒木にツリガネタケ。

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先は長いが、意外とポジティブ。

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村内のほかの小学校の友達もいたので、
励まし合いながら登っています。

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いよいよぶな平までやってきました。
まだまだ登る気まんまんです。
やるじゃないか。

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ここにはダンプカーのタイヤが捨てられています。
昔はここまで車道があって、伐採作業をおこなっていました。

ほかの人たちにもプチ解説。

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そして4時間近くかけて、山頂へ。
わが子ながらここまで頑張るとは思ってもみず、
若干泣きそうでした。
しかもピンピンしておる。

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まわりの大人たちからも褒められていました。
山頂まで来たのは、この年は最年少だったのでは?

湯本集落や湯本小学校が見え、息子も興奮気味。

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コースとしてはこちらの雄岳から奥の雌岳を経由して下山するのですが、
鎖で下りたりするところがあってさすがに危ないので、
元来た道を下りていくことにしました。

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おにぎりを「おいしいおいしい」と言いながら食べました。

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例年より山開きの時期が遅れたのですが、
シャクナゲの時期にはドンピシャでしたね。

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下山は気を付けながらゆっくりと。
途中の湿地ではモウセンゴケを観察。

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ちょうど虫を捕えていました。

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アスナロの森を抜けて帰ってきました。

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さすがに往復して疲れたようでしたが、
ここまで頑張れるとは思わず、
本人も喜んでいました。

二岐温泉でお風呂をいただいてから
駐車場まで戻ってきたときには4時ころになっており、
遭難したのではとじいちゃんが心配していたそうです。

湯本だと、こういう自然を通した体験がいろいろできます。
今後も記事で紹介していければと思います。

つづく

近況

大晦日からご無沙汰しておりました。
ブログ書かねばと思いながらなかなか筆が進まず。

昨日(3/16)は、朝起きるとこんな景色でした。

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今年はこれまで経験したことのない雪不足でしたが、
いまになって降るとか。

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1月はこのテレビのように、
「雪が降った」というだけでニュースに。

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雪不足の次はこの感染症騒ぎ。
天栄村の学校も早々に休校になり、
授業ができない分の宿題をもらって、
息子が毎日うちにいます。

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集落内に落ちていたパンツを眺める息子。

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せっかく学校が休みでも、
でかけるにも制約があるので、
家の近所で自然観察などしています。

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私は2月末で郵便局勤務をやめました。

NPOで運営している地熱利用農業ハウスの
栽培担当者が不足していたため、そちらへスライドする…
予定だったのですが、
まあそちらもやりつつ、
子守の方が比重が大きくなってしまっています。

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警備業の方は引き続き継続。
水道の検針、村の色々な委員の仕事なども継続しています。

郵便局をやめて、ハウスで栽培担当をしながら、
湯本地区で自然環境の保全と活用をする団体
「湯本森・里研究所(ゆもり研)」の設立に集中しよう、と
思っていたのですが、
とあるところから仕事を頼まれ、
週2回程度で引き受けることにしました。

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どんな仕事かというと、野生獣鳥害の調査の仕事です。
ゆもり研も、収益の核になるのは獣害対策と思っていたので、
この仕事を通してノウハウと人脈を身につけたいと思っています。

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そのために銃の狩猟免許も取得しました。
湯本の猟友会は知り合いばかりだし、
自分と同年代の会員もいるので、
いろいろ教えてもらいながら
そちらの技術も身につけていきたいと思っています。

時期的なものもあるとは思うのですが、
若干ふさぎがちになる気持ちと相談しながら、
じわじわと地域の問題に取り組みたいと思っています。

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学校統廃合の問題、
地域の人口流出の問題、
子育ての問題、
組織の運営の問題、
いろいろあるものですね…

去年からやろうやろうと思っていた
写真館のウェブページの拡充なども、
新しい仕事が始まる4月までには
スタートできるといいなと思っています。

いまの卒業アルバムの仕事が終わったら
取り掛かりたいです。

これからちょっとずつ、ブログの更新を再開したいと思います。
記事の時系列が前後するかもしれませんが…

つづく

よくやってるなって

今年も一年が終わります。
今年は私は40歳になりました。
若者と言われて湯本に来たつもりでしたが、
何か新しいことをやろうにも、
そろそろ限界な歳です。

でも子供は育つ。
自分は衰える。

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歳をとると、はっきりと意見を言えなくなることも増えます。
湯本の人口流出。
湯本の学校統廃合議論。

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昨年から郵便局で働き始めましたが、
そのせいでNPOの運営がおろそかになり、
結局、年明けの2月に郵便局を退職することになりました。

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地域がいろいろうまくいかないのは、
たぶん私のせいなんだと思います。

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ある意味、一年間金を稼ぐことに集中した結果、
地域活動がおろそかになったということは、
この地域はまだ私を必要としているんだろうと。

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どんだけポジティブなんだと言われそうですが、
無理やりですよ。
そうでも思っていないとやってられない。

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でもね、やりますよ。
1月には第一種銃猟免許試験受けます。

なぜかというと、
新しい活動を始めようと思っているからです。

湯本森・里研究所(ゆもりけん)。
湯本の自然環境を調べ、守り、生かす活動を行なう
研究者集団。

イノシシ、シカ、クマ害を中心とした
獣害のアドバイザーや、
環境教育プログラムを収益源とした
新たな組織を作ります。

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「地域活性化」というと聞こえはいいですが、
私がやれることの範疇を超えていた気がします。

私がやれることで収益を産み、
結果としてそれが地域活性化に寄与すれば、
私が湯本にいる意義があるのでは。

やらなければいけないことと、
やれることとの妥協点を見つけないと、
いいかげん、自分を保てなくなってきたということです。

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湯本に来て10年が過ぎ、
地域資源の発掘や、様々な体験プログラムを試行してきました。
それらのうち、自分の専門分野である
自然環境関連部分に特化したものに
集中して取り組んでいく。

「ゆもりけん」ではそういうことをやる予定です。

まずは1月に狩猟免許。
目標があるだけでもありがたいです。

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今年は低迷していましたが、
来年は今年よりはマシにしたいです。

つづく

タラの芽を売る

ここ数年、毎年山菜採りに来ている山です。
(もちろん入山許可もらっています)
「山菜が減っている」というのは、林業が衰退して
こういう伐採地が減っているからです。

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去年は手をけがして思うように採れませんでしたが、
今年はたくさん採って売る!

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と意気込んだものの、午前中いっぱい歩いたら
体力の限界…
予定ではこの3倍くらい採るつもりだったのに…

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親戚やお世話になった方に郵送後、
残りを道の駅で販売しました。
売上は17,000円。

あと3倍採れていたら…

つづく
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