天栄・湯本 でどやま物語

これは都会しか知らない若者(だった)著者が、研究で訪れた山村での暮らしに感化されて、地域活性化に取り組み右往左往する物語です・・・

Author:星 昇(ほししょう) 旧姓富田。

博物館学芸員、フリーカメラマンを経て
2009年に大学の研究員として福島県天栄村湯本に移住。
震災直後の2011年5月には地元の女性と結婚し、
「星昇」というベタなアイドルのような名前になる。
現在切り花用リンドウ農家をするかたわら、
地元密着型の写真館や地域活性化のNPOの運営に携わっています。

専門は植物分類学。里山の歴史と資源利用。ネコノメソウ命。

それでは、はじまりはじまり・・・

タフネススマホを落下させて故障

ある日、尻のポケットに入れてあったスマホが床に落下。
画面が破損して、一瞬で使用不能になりました。

1年半ほど前に中古で購入したSIMフリースマホですが、
防水と耐衝撃を売りにしたタフネススマホだったために、
腰の高さからフローリングへの落下程度で壊れたことには少し納得いきません。

そうはいっても使えないので、痛い出費です。
しばらく落ち込みました。

このスマホは画面が有機ELだったのですが、
有機ELの壊れ方って、有機っていうだけあって、妙に生き物的でした。

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翌日。
だんだんと消えていくんですよ。

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電池は取り出せない構造ですし、
画面を操作しないと電源も切れないので、
徐々に映らなくなる画面を看取ってやることしかできませんでした。

この日、ヨドバシカメラから荷物が届きました。
このスマホ用の予備の保護フィルムでした。
しかも2つ。

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長く使うつもりだったんですが…

つづく

カメラマン用防寒手袋を自作

2月上旬の小中学校スキー大会が近づき、
カメラマン用の防寒手袋を自作してみました。

カメラが操作しやすいように、右手の人差し指と中指だけ、
手のひら側から出せるようになっているものです。
市販品は数千円しますが、コメリで買ってきた普通の防寒手袋に
カッターで切込みを入れてみました。

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使えるじゃん。

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使っているうちにだんだん穴が広がりそうですが、
年に何回使うかわからないものに数千円も出していられないですよね。
これで十分。

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関係ないですけど、翌日の寝ぐせはこんなでした。

つづく

代車のディーゼルターボ

季節感なくてすみません。

2月。めずらしくマツダのディーラーへ向かっています。

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雪国の道路では凍結防止のために塩カルや食塩を撒いており、
車の下部の腐食が問題となります。

ファミリアも防錆塗装はしてあるのですが、
熱を持つマフラーや塗装ができないブレーキ周辺は
どうしても消耗品扱いになってしまいます。

湯本へ来て5年になるこのファミリアも、
触媒から後ろがいよいよダメだといわれ、
ディーラーに見積もりをもらいにきました。

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なんと16万円ですよ。

車両価格18万円で買った中古車の、マフラー修理が16万円。

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担当者さんには待ってもらって、自分で中古部品を探すことにしました。
パーツリストのコピーももらいました。

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その結果、中古部品が合わせて4万円ほどで手に入り、
工賃合わせて6万円に収まりました。

ガスケットやナットが揃ったとの連絡がきて、
いざ修理当日。

代車として用意されていたのは、
デミオのディーゼルターボでした。
ATだったのは残念。

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コンパクトカーなのにかっこいい。
かつかわいらしさもありますよね。

いまのマツダのデザインは肉食獣を意識しているそうですが、
目つきの悪いカピバラっぽい感じ。

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息子も喜んでました。

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内装も最近の車らしく高級感ありますね。
ちょっと演出過剰な気もしないでもないですけど。

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トランクは広くはないものの深さがあり、容量は十分です。

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家族で使うのに重要な、後席の居住性はというと。

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運転席のシートでポジションを取ると、
足の長い(?)わたしだと膝がつかえます。
メインにするにはやや厳しいか。

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運転した感じは、始動時はいかにもディーゼルといった音がしますが、
走っているときにはあまり意識することはありません。

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それよりもやはり感心したのはエンジンのパワーです。
低回転からぐいぐい進む加速感(トルク)。
最高出力(馬力)はそこそこですが、トルクが強大で、
明らかにファミリアより力があります。

直るまで時間があったので、白河から自宅まで一旦帰りましたが、
峠でも余裕の走りでした。

気になる燃費も、雪道往復で平均23.4km/Lですから上出来。
軽油だから単価も安いですし。

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やっぱり新しい車は違うなあ、と思いつつ、
直って帰ってきたファミリアの方がやはり愛着はあります。

マフラーは買ったときから付いていたマツダスピード製のものから、
純正のごく一般的なものに変わりました。

音が静かになるだろうということは予想していたのですが、
それだけではなくて、低回転域のトルクがけっこう向上しました。
明らかにこれまでより走りやすくなったのです。

マツスピのマフラーもメインパイプ径は純正と変わらないので、
トルクの抜けもないと思っていましたが、
どうやらメインサイレンサー(タイコ)内部の構造が違うようで、
純正品はここでトルクを稼いでいるようです。

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音が静かになっただけでなく、走りも向上。
トルクが太くなった分、一段高いギアが使えて回転数も落とせるので、
燃費も向上するものと思います。

これまでなかなかカタログ燃費に届かなかったのは、
このマフラーのせいだったのかもしれません。

こちらは交換後の錆びたマフラー。

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プリサイレンサーとのフランジ部分がボロボロでした。

このファミリアも登録から17年目に突入しています。
完全に希少車となっていますので、できるだけ長く乗りたいものです。

つづく

ある真冬日

今年の1月は寒かったですねー。

去年、一昨年が雪不足だったのと対照的で、
気温が低いために積もった雪がとけず、たびたび除雪が追い付かない事態に。

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道路は除雪車でやってもらえますが、
集落内の融雪溝はしばしば詰まってしまって大変でした。

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これを手作業で少しずつ崩していくのですが、
集落内にいた男性を呼び集め、4人で排雪作業。

気温-5℃、氷水に長靴ごと浸かりながら、2時間ほど作業しました。

足の感覚がなくなったので、共同浴場で温めてから帰宅。

スコップには水しぶきがかかった瞬間に凍り付くため、
柄が1.5倍くらいの太さになっていました。

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水没した長靴には、紐に氷の塊ができてぶらぶらして邪魔です。

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こうして助け合って暮らしています。

つづく

男の料理教室

湯本公民館長が、湯本塾の事務局をやっている人なのですが、
その人が「男性向けの料理教室をやりたい」といって、
公民館事業「男の料理教室」が始まりました。

第二回に参加してきました。

先生は湯本の人で、近隣のレジャー施設でシェフをやっているかた。

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さすが「男の」料理教室。
受講生の表情が全員劇画調です。

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真剣そのもの。

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この日はかつ丼とだし巻き卵を習いました。

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できた料理はいたってふつう。
おいしくいただきました。

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翌朝、わたしの寝ぐせが二岐山のようになってました。

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関係ないですけど。

あと、写真で全身モザイクの人がいますが、
なぜか「オレ顔出しNGだから」と言っていたので、そうしました。

なにかやましいことでもあるのでしょうか。

つづく

初集会と祭の神

湯本では、行政の手の届かない部分の自治組織として、
「部落集会」というものがあります。

集落の戸主(家長)が出席して、
集落のさまざまな決め事を行ないます。

昨年末、義理の父から
「おれは今年で引退するから、初集会からおまえが出るようにしろ」
と言われました。

戸主としてこうした決め事に混ざることを、「部落付き合いをする」といって、
部落集会のほか、冠婚葬祭などの親戚付き合い、近所づきあいを
わたしがやることになりました。

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一月最初に開かれる部落集会は「初集会」と言って、
一年間の活動計画を一気に決定していく、重要な集会です。
欠席すると罰金があるくらいです。

部落集会はいわゆる自治会のようなものですが、
参加できる家には決まりがあります。
その理由は、農山村では共有財産というものがあるからです。

わたしも里山の研究を始めたときに知ったことなのですが、
農作業に欠かせなかった牛や馬を放牧する牧野(ぼくや)や、
茅葺屋根を維持するために必要だった茅場など、
かつての暮らし方には広大な土地が必要でした。

こうした土地を管理するために、入会(いりあい)といって、
住民が土地を共有する仕組みがあったのです。

いまでは茅葺屋根の家も減り、家畜もいなくなり、
こうした土地はあまり利用されていませんが、
共有財産としていまも保有しています。

そのため固定資産税はかかりますし、
立木を売却した時には売り上げを配分するなど、
金銭の動きもあります。

そういう決算報告などもあるため、
参加できるのは昔から湯本にある家の戸主に限られるというわけなのです。

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最近、田舎に移住したものの、こうした自治会に入れてもらえず、
地元住民とトラブルになる例などがニュースになったりしますが、
地域にはこうした固有の事情があるのです。

これを一概に閉鎖的だというのは簡単ですが、
農山村は人口に対して管理する土地が広大であったり、
自然環境が厳しいことが多く、
これまで行政に頼らずに自分たちの助け合いで暮らしてきたという
長い歴史があるのです。

たいがい、トラブルを起こす移住者は、役場にクレームをつけ、
さらにその対応が悪いと、週刊誌などに訴えたりするみたいですね。

行政でできない部分を担っているわけですから、
行政に文句をいってもだめなのですけどね。

わたしも最近は地域に受け入れられているのかどうか自信がなくなってきましたが、
とにかく農山漁村をこれまで維持してきた先人たちへの敬意なくしては、
こういう土地でうまく暮らしていくことはできません。

その人に田舎暮らしが合っているかどうかというのは、
この部分にかかっているような気がしますね。

さて、話はそれてしまいましたが、
初集会はいろいろ活発な議論がありつつ終了し、
この日の午後は祭の神の準備。

夕方点火。

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今年は茅が多くてよく燃えました。

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ミズキの木に家族+1個の団子を刺し、
この火で焼いて食べると病気をしない、と言われています。

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するめを焼く人もいますけど。

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自分が何者かをよく知っている人々。
その土地にすむ理由がある人々。

こういう豊かな場所で暮らせることを、誇りに思います。

つづく

年始のいろいろ

所属している天栄村消防団の出初式。
同年代が湯本から出て行ってしまって、団員も減る一方です。

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親せきのお宅へお邪魔したら、子どもたちの書初めがありました。

書初めを書くとお年玉がもらえるそうです。

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息子がおねしょをしたので、薪ストーブで乾燥中。

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しばらくしたら猫が便乗していました。

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秋に見に行った鏡石の田んぼアートが、
冬の間はイルミネーションになっているとのことで、
親子で見に行きました。

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まだ1月の記事が続きます…

つづく

正月は実家へ帰省

正月、仕事の休みをぬって、埼玉の実家に帰りました。
ベッドタウンの宿命か、もう私が暮らしていたころの景色は断片的にしか見られません。

左側の新しい家が立ち並ぶところは、市民農園があったところで、
子どものころよく遊んだのですが…

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母方の祖母も、ひ孫と会えてうれしそうです。

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自分の部屋だったところからは、初めて買ったパソコンの仕様書が見つかりました。

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メモリ64MBでも十分だったあのころ…
画面の隅にいたイルカは余計だったな。

2泊して湯本へ戻ってきました。

つづく

正月の準備

去年の年末は寒かったですね。
薪ストーブだけでは足りず、化石燃料とのハイブリッド暖房でした。

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正月が近くなり、新年を迎える準備をしました。

するめいかをハサミで細く切り、いかにんじんの材料にします。

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買い物に出かけたコメリでは、小正月の団子刺しで使う団子の木(ミズキ)も売っていました。
わたしは山から採ってきましたが。

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しめ縄も手作りしました。

輪じめ。

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神棚の正月様も。

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少し前に湯本塾のツアーでやったこともあって、今年はしめ縄の出来がよかったです。

つづく

年末

4月も下旬になって年末の話というのも恐縮ですが…

保育所のクリスマス会のようす。

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薪割りのようす。

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フシがあってもうまく割れたときは気持ちがよいです。

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しかしこのあと急に雪が積もり、
春まで薪が雪に埋もれることになるとは…

中山間フォーラムの方々が湯本へいらしたのもこのころでした。
以前お会いしたことがある方もいて、
さすが各地の中山間地域の問題に取り組む方々だけあって、
多くのアドバイスをいただきました。

湯本塾メンバーとの交流会のようす。

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年の瀬には毎年恒例の家族旅行。
今年は岳温泉に行ってみました。

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ソースカツに顔ってどういうことなんでしょうか。

DSCN1738

この後は正月の準備が始まりました。

つづく
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